お盆の閼伽水
人は土から生まれ、土に還り、人の守護神となります。
お盆は守護神となったご先祖様をお迎えし、共に過ごす時なのです。
地域によって異なる場合もありますが、一般的には八月十三日の夕方に門前や戸口で迎え火を焚き、先祖霊の霊迎え(たまむかえ)をします。
その際に閼伽水(あかみず)という、蓮の葉に水をたたえたものを用意します。
迎え火や送り火を消す際はこの水をミソハギに含ませて消します。
蓮の葉には血液や体液を浄化する薬効がある上、閼伽水を玄関などに飾るだけでも家の気を浄化してくれます。
清らかな空間で守られていることの安らぎを感じてください。